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work

気持ち悪くて仕事にならない

  2004/10/257月 7th, 20223 件のコメント

手短く言うと、11月号は無謀な増ページにより、現在苦戦中。
苦戦中?
おいおいちょっと待てよ、11月号って11月1日発売じゃないか?
その通り。しかし未だにまだ4ページ分が真っ白だよ!ええ、あの《名探偵の掟 (講談社文庫)》とくっつけているコラムというか、本の紹介コーナーなのさ。
昨日は徹夜してもすべての原稿を書き上げるつもりだったが、なんとタイフーンが来て台北市の会社や学校全部休みでさ〜昨日夜10時テレビでこのお知らせを見た途端、ここ一週間ピンと張り詰めていた何かが切れちゃって、そのままぶっ倒れたよ。
もともと今朝に入稿し、さっさと午後校了して印刷にかける予定だからね。この一日のロスで、台北県市以外11月1日での発売は危うくなり、東部や南部ではほぼ絶望的になるが。
ああ、これでもう三回目だよ。校了前にタイフーンに来られたのは、雑誌自体がこれで7冊目だけなのに。
また、どうして今度の紹介コーナーが遅れたというと、ええ、11月号は掛け持ちしすぎたのもあったが*1、しかし最も重要な原因は、やはりテーマはあまり好きではなかった、生理的に。
だって「バラバラ殺人」だもの。ううっ、気持ち悪い。
小説本編はさすがに東野圭吾さんで、かなりコミカルに明るく書いてはあったが、それでも翻訳に少し影響が出ていた。なかなかタイプが進まないし、あとでバラバラ殺人のウンチクを書かないといけないと思うと、気がさらに重い。
深夜一人でバラバラ殺人の資料を調べたり、読み返したりするのも…ああっ、誰かをバラしたい気持ちにはさすがになれないが、「長く深い深淵を覗き込む時、深淵もまたお前を覗き込む*2」という気分には激しく襲われる。いやいや、頭が変になりそうだ。
今までこのコーナーを書く時、勢いやノリをつけるためにいつも「古畑任三郎*3」をテレビに流しっぱなしていたが、今回はさすがにかけられない…替わりに「マンハッタンラブストーリー」を見ようか。
悪夢から早く覚めるように祈る…いや、がんばるよ。

*1:やったとこには殆ど署名がないが、読んでのお楽しみ(WINK

*2: ニーチェ善悪の彼岸》「箴言と間奏146」。

*3:この前にアマゾンで3rdのDVDを買った。これですべて揃った。やったネ!

elielin

数年前は東京でアニメ制作進行をやってた台北在住の台湾人編集者です。おたくでもギークでもないと思うけど、そう思っているのがお前自身だけだと周りから言われています。時々中野区に出没。

3 件のコメント

  • ぽち より:

    はじめまして。朝に入稿、午後校了ってことはデータ入稿ですね。
    なにかと大変でしょうが、お体に気をつけてがんばってください。
    ところで台湾旅行の際に10月号を購入させていただきました。中国語はわからないのですが、黒炭氏の4コマは笑わせていただきました。

  • QianChong より:

    私もかつて編集職の時はよく徹夜して、「深淵」をのぞき込みました。仕事というメールシュトレームにのまれて、白髪にならないように注意してくださいね(笑)。

  • elielin より:

    >ぽちさん
    こんにちは、はじめまして。そうです。データ入稿です。データ入稿だから〜と、どこか甘えが生じ始めてきたようです…いけないいけないと今度のことで思い知らせました。何とか持ち直さないと。漫画、気に入っていただいて、黒炭くんも喜んでいます。漫画は、言葉の壁をも越えられると信じています(信じたいのです)ので、このようなご感想が聞けて本当に嬉しいです。台湾にいらしたんですか…どうですか?最近ほとんど会社・自宅近辺しか行かないんですから、街がどうなっているのかなと…(汗)
    >QianChongさん
    ううっ、編集というのはみんなそうなのかな、昔進行時代もそうだった…注意します。お言葉を肝に銘じます。

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