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そもそもなぜ中国に?

  2007/5/127月 7th, 20223 件のコメント

先月、ふざけているのではないかと思えるほど、講談社の名物編集長・太田克史さん*1(以下「アニキ」)とよく会った。3月31日はいっしょに池袋ジュンク堂トークセッションに出て、その後アニキが島田荘司さんのサイン会のために台湾へ来たり(4月8日)、私が渡辺浩弐さんのトークセッションのために*2また日本へ行ったり(4月19日)、とにかくヤバイぐらい会っている。
で、3月末日のジュンク堂トークセッションが終わって、打ち上げの席で急に聞かれた。
「リンさん、中国行きません?」
「中国?いつですか?」
「4月末か5月あたま。『クイ』の方の杭州*3へ行きますよ」
「へー、何しに?」
「コスプレ見に行きますよ!一緒に行きましょうか」
アニキの感覚では、私はどうも国分寺あたりに住んでいる*4ようだ……もちろんその場では何も決められなかったが。
三週間後、日本滞在中にアニキから電話がかかってきて。
渡辺浩弐さんも行くことになりましたよ、中国」
「はぁい…」
しばし沈黙。
「…えっと、無理ならリンさんは無理しなくていいですよ」
もしかして誘ってる…いや、<操り>ですか……アニキ。
それから約12時間後、まあいろいろ考えた末、本当は女なんだけど男らしく中国の旅に参加すると決めた。
編集者の太田さんと作家の渡辺さんと一緒に中国のコスプレ文化について取材。30年間生きてきて一回も思いつくことのない人名と地名と名詞の組み合わせだったが、まさかの現実になっていた。
【以下次号】

*1:実はこの人、昔もこの日記に出てきたことがあった。その時のコードネームは「アニキ」だったが。

*2:あまりここで言及していないが渡辺浩弐さんの作品が好きだ。近作『iKILL (講談社BOX)』は自分のドつぼにはまり、読んでて震えてしまったほど。おすすめです。

*3:「ヒロイ」の方の「広州」もある。

*4:台湾台北に住んでいます。

elielin

数年前は東京でアニメ制作進行をやってた台北在住の台湾人編集者です。おたくでもギークでもないと思うけど、そう思っているのがお前自身だけだと周りから言われています。時々中野区に出没。

3 件のコメント

  • QianChong より:

    続きがとても楽しみです、いろんな意味で(^^)。大陸の動漫事情レポート、期待してます。

  • sell より:

    他のblogによると相変わらず海賊版業者が多かったようですね。
    行政主導のイベントくらいは管理をキチンと出来ないものなのですかね?

  • elielin より:

    >QianChongさん
    今月末か来月頭ぐらいアップしたいですね。もう早くやらないと忘れてしまいそうですしorz

    >sellさん
    ハハン…それが今度の旅で感じた、中国の恐ろしいところであり、またその可能性を唆す部分でもあります…キチンと管理していないのはできないのではなく、しない、だとしたら…まとめて次回で述べたいと思います。

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