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elielin の日常

祖父がなくなった

  2005/7/117月 7th, 20223 件のコメント

実は日記なんかつけている場合じゃないが、一応記録した方がいいと思う。おじいちゃんが亡くなったことを。
もともと肺が弱かったので、三週間前は気管の感染で入院していたが、二週間でかなり回復を見せ、9日はその90歳の誕生日を祝う盛大な祝宴にも参加し、すごく喜んでいた。今日はよく食べ、声も大きくなり、とても元気そうに見えたが、夜九時頃、何の予兆もなく、いきなりこの世を去った。心不全だった。*1
会社で電話を受け、そのままタクシーで病院へ直行したが、最後を看取れなかった。頭の中はなぜか先日の祝宴のことや、雑誌のスケジュールとかいっぱいで…ショックというより、どう動揺すればいいのか分からないほど、動揺していたかも。叔父たちや新竹から駆けつけてきた親のように泣けず、遺体を面にしても、その場でなぜか微妙な冷静さを保ち、皆を慰めていた。
遺体運搬のための寝台車が来る朝六時に合わせ、風呂でも入ろうと一回自宅へ戻ってきた。モニターを向かってこの文章を打ちながら、やっと涙がこぼれてきた。
初孫の私を一番可愛がってくれて、ガキの私のわがままを、いつもやさしく受け入れるおじいちゃんと、こんなあっけない形で別れを告ぐなんて、本当に心外だった。
90歳はかなり長寿ではあるが、もうちょっと長生きしてほしかった。
明日の夜も見に行って、「おやすみ」と言ってあげたかった。
再来年あたりに、私の結婚式にも参加して、祝ってほしかった。
干支は同じなので、またいっしょに辰年を迎えたかった。
でも、もうできない。
…もうできないけど、私はおじいちゃんのことを絶対に忘れないよ。
おじいちゃんが、大好きだから。

*1:肺の損傷がひどく心臓に負担がかかり、「肺性心」と呼ばれる心不全を起したと思う。

elielin

数年前は東京でアニメ制作進行をやってた台北在住の台湾人編集者です。おたくでもギークでもないと思うけど、そう思っているのがお前自身だけだと周りから言われています。時々中野区に出没。

3 件のコメント

  • GOZIRA より:

    この場を借りて、心からおじいさまの冥福を祈ります。
    ご哀愁さま。

  • 鴨子 より:

    長輩臨走之前,回憶起的是最美滿的生日宴會,想著的是與後輩的美麗約定,我們相信跟著他走的不會是遺憾.
    所以,哭也好,傷心也好,懷念也好,曾經存在的証明便靠著我們傳承下去…回憶他的臉,他的一舉一動,他的聲音,他的話,然後不只是不忘記,還要傳承下去,讓自己的後輩也曉得,”曾經有一個人,對我很好;曾經有一個人,我好喜歡他.那是我的爺爺”
    –願我們都還有勇氣走向前–

  • elielin より:

    ありがとうございます。

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