先日、オンラインでインタビューを受けた。雑談のような雰囲気で、およそ1時間半ほど話した。すると担当者の方が、どんな AI ツールを使ったのか(おそらく1種類だけでない気がする)、インタビュー終了からわずか2時間ほどで、音声から文字起こしした内容をきれいにまとめた「叩き台用」原稿を送ってきた。恐ろしくなると同時に、ものすごくうらやましかった…

こんなふうに効率よく仕事がしたい!いったい、どうすればこんなに早く文字起こしができるのだろう。

とはいえ、担当者さんに聞くのが少し気が引けるので、ChatGPT 君と一緒に手探りで試してみることにした。ChatGPT 君が勧めてくれたのは「Buzz」というソフト。インストールしてモデルをダウンロードすれば、あとは簡単な操作だけで音声を文字起こしできるらしい。

さて、何を文字起こししようか。

そういえば、2015 年讀冊生活で行ったミステリー講座「ミステリー漫画の骨と血と肉」が YouTube で公開中というのを思い出した。よし、これにしよう。

電腦玩物の記事を参考して Buzz をインストールし、1GB 超えのモデルデータもダウンロード。Buzz はローカル環境で動作するソフトなので、処理速度はパソコンの性能次第。約2時間の講演音声なら、どれくらいで終わるのだろう。ChatGPT 君はたぶん 40~90 分間だろうと言うので、期待しながらスタートボタンを押したら…結果は約2時間かかった。うーん、まあ、自分で聞きながら打ち込むよりは速いね!( ;∀;)

ところが、出来上がった文字起こしを開いてみると、TXT も SRT もまるで暗号。あの…私って、そんなに滑舌が悪いの?そこで ChatGPT 君に読み込ませてみたところ、「人間が読める文章に整理できますよ」と言う。本当?それならお願いね!

と。その後、約1時間にわたる苦闘が始まった。最初に ChatGPT 君が出してきたものは、正直「使えなくはないけれど…」との程度で、思わず能力を疑ってしまった。

そこで気づいたのが、普段は「最速」モデルを使っている。試しにモデルを「高い」に切り替えたら、何か変わるのだろうか。

そしてモデルを切り替えた途端、それまで少し抜けていておしゃべりだった ChatGPT 君が、急に頼もしくなり、余計なことも言わなくなった。文字数制限で8回分けて作業したから、全体ではやはり1時間半ほどかかったものの、仕上がった内容は驚くほど優秀で、11 年前の記憶を拾い集めてもらえたような気分だった。なるほど賢い。これでようやく、AIを使って文字起こしを整理するコツがつかめた。本当にうれしい。

下の画像は ChatGPT 君が整理する前と後の比較。右が Buzz で文字起こししたそのままの原稿。前半は繁体字中国語なのに、途中から突然簡体字になっている。そして左が ChatGPT 君が整理したもの。本当に不思議なくらい見違えた。

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この講座の記録は、文字起こしの時点で約3万文字。余分な部分を削って文章としてまとめれば、1万5千~2万文字くらいになるだろうか…これを読んでみたい人はいるだろうかね。記録として、きちんと校正して公開するのも悪くない気がする。まあ、日本語版は気が向いたらやるよ。

elielin

数年前は東京でアニメ制作進行をやってた台北在住の台湾人編集者です。おたくでもギークでもないと思うけど、そう思っているのがお前自身だけだと周りから言われています。時々中野区に出没。

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