昨日はテキスト全文を用意して Storybook に絵を付けてもらったが、今日はあらすじだけを用意して Storybook に自由に膨らませてもらうことにした。

新しく書いてもよかったけど、ふっと思い出したのは、以前 Midjourney AI ver.4 を使って作った絵本風の短いお話。せっかくなのでそのテキストをあらすじとして流用し、絵の雰囲気も比べてみることにした。


緑が覆う森の道で、男の子は大きな熊さんと出会いました。

熊さんはとてもおとなしいので、男の子は本を取り出し、読み聞かせてあげました。

本を読み終わると、熊さんはキラキラ光る石を男の子に渡しました。

男の子が両手で石を触ると、石がぽわんと輝き出し、まるで空気の中に溶けて行くように、分解しはじめました。

なんでことでしょう。森までも輝き出したのではないか! と、男の子が驚きました。

光る森の中、見たことのない花々が一気に咲き出しました。よくみると、熊さんもちょっとだけ光っている気がしました。

熊さんは男の子に一回頭を下げると、花咲く森の道にたどって去っていきました。

しばらくすると、あんなに咲き乱れた花々が全て消えました。男の子はとても不思議だと思いました。

そんな時、空からゆっくりと、一冊の本が落ちてきました。男の子は本を受け取りました。

本の中には、読めない文字がいっぱい書いてありました。勉強して読めるようになれれば、また熊さんに会えるのかなぁと、男の子は思いながら本を抱きしめました。


対象読者は 10 歳前後、絵のスタイルは水彩画と指定。数十秒後、全12ページの絵本『泰山與發光的森林』が完成。

泰山…えっ、熊さんの名前は「ターザン」なの? なぜ…

ちなみに日本語版は「日系の名前をつけて」と頼んだら、『光る森とアキラ』となった。アキラね…あうん…まあターザンよりは良いかな?

Storybook は今のところリンクでしか共有できず、埋め込みはできない。ただし印刷に対応しているので、紙に出力したり PDF 保存したりは可能。さらに PDF を Adobe Acrobat などで JPG に変換すれば、画像として貼り出すこともできる。

以下。中国語版のもの。

うん。テキストは人並み。そしてあの頃「指が5本出るかどうかは運次第」だった Midjourney ver.4 のイラストに比べると、絵はあまりにも普通。悪くはないが、感動するほどでもない。

気になって Storybook に「どんな画風があるの?」と聞いてみたら、「水彩/色鉛筆/油絵/カートゥーン/リアル/鉛筆画/切り絵風/ドット絵/ポップアート/印象派」の 10 種類との回答。

よし。なら日本語版を作るついでに「色鉛筆」を試してみる。

うーん、輪郭…いや絵柄は全く同じで、彩色ツールが変わっただけじゃない?

では「ポップアート」にしたら?

少し…リアル寄りになった?やっぱり大差なしちゃう?

「切り絵風」は?さすがに違うだろう!

あぅ (;´Д`) 結局ほとんど同じやん…まあ、個人的には切り絵風が好きだけど。

ただ、Midjourney v4 で絵本を作ったのはおよそ3年前のこと。もしかするとさらに3年後には、AI がもっと多様な画風を扱えるようになり、アップロードした画像のスタイルさえも真似して生成できるようになるのかもしれない。

また絵本の読み聞かせについて、自分は「少数精鋭」派である。大人が自分で厳選し、大人自身が丹念に書いて描き上げた絵本を用意するべきだと思っている。数は多くなくてもよく、二、三冊で十分、同じ本を何度も繰り返し読むことが大切だと思う。だから正直に言うと、子どもにこうした AI 頼りで即席に作った「使い捨て絵本」を読ませるのはあまり望ましくないと考えている。

しかし、これからの子どもたちが向き合うのは、さらに膨大な「使い捨て情報」の溢れる世界だろう。そう考えると、「使い捨て絵本」の存在にかなりの必要性はあるのかもしれないよね…たぶん。

elielin

数年前は東京でアニメ制作進行をやってた台北在住の台湾人編集者です。おたくでもギークでもないと思うけど、そう思っているのがお前自身だけだと周りから言われています。時々中野区に出没。

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