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Midjourney の新バージョン ver.4 はより見栄えの良い絵の生成だけでなく、文意の認識にもかなりの進展があったと感じたので、連作っぽい一連の画像が生成できるかどうかを試してみた…で、本当にできた。

英語力がとつてもなく低いから、あまり複雑な PROMPT は使えなかったけど、一枚一枚は思うようにできたと思う。10枚は個別に生成させ、同じ「picture book」を入れても画風がランダムに異なってくるが(実にバラバラ)、何回か生成したら似たような画風が見つけられるので、それらを集めるとワンセットっぽくには見える。

画像とストーリー(2ヶ国語)を作るのに約2時間しかかからない。30 年前の自分だと想像もできなかったと思う。

ただ、これで絵本作家を脅かすかと言えば、それほど早くはないかもしれない。手や指の形などの細部はまだまだ運に頼るしかなく、AI では把握しきれない部分が多いのも事実。現在はどちらかというと、ストックフォトサービスの会社が困っているのだろうね。

緑が覆う森の道で、男の子は大きな熊さんと出会いました。

A boy and a big bear are walking in the woods, picture book

熊さんはとてもおとなしいので、男の子は本を取り出し、読み聞かせてあげました。

A boy and a big bear read a book in the forest, picture book

本を読み終わると、熊さんはキラキラ光る石を男の子に渡しました。

A big bear gives a boy a shiny diamond in the forest, picture book

男の子が両手で石を触ると、石がぽわんと輝き出し、まるで空気の中に溶けて行くように、分解しはじめました。

A diamond shines violently in a boy’s hand in the woods, picture book

なんでことでしょう。森までも輝き出したのではないか! と、男の子が驚きました。

A boy stand with their hands raised in a glowing forest, picture book

光る森の中、見たことのない花々が一気に咲き出しました。よくみると、熊さんもちょっとだけ光っている気がしました。

A boy and a big brown bear are standing in a glowing flowery forest, picture book

熊さんは男の子に一回頭を下げると、花咲く森の道にたどって去っていきました。

A big brown bear walks into a glowing flowery forest, picture book

しばらくすると、あんなに咲き乱れた花々が全て消えました。男の子はとても不思議だと思いました。

A little boy is walking in a big forest, picture book

そんな時、空からゆっくりと、一冊の本が落ちてきました。男の子は本を受け取りました。

A boy holds a book and waves his hand in the forest, fullbody, picture book

本の中には、読めない文字がいっぱい書いてありました。勉強して読めるようになれれば、また熊さんに会えるのかなぁと、男の子は思いながら本を抱きしめました。

おわり。

A boy hugs a book in the forest, picture book

elielin

数年前は東京でアニメ制作進行をやってた台北在住の台湾人編集者です。おたくでもギークでもないと思うけど、そう思っているのがお前自身だけだと周りから言われています。時々中野区に出没。

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