今月頭、10 歳の姪っ子に入門用のカメラを買うために、まずは見事に地雷を踏み、その後ネットで知恵を集め、最終的に Kodak PIXPRO シリーズの中から C1 を選んで購入した。

WPZ2FZ55 も魅力的ではあったが、「おばさん目線」で考えると、内蔵バッテリーで USB-C 充電ができ、さらに microSD カードがほんの少しだけ外に出る構造の C1 が、外出先で「電池を忘れた」や「カードを忘れた」といった事故が起きる確率が低いであろうと踏んだ。またちょうど使っていない 32GB の microSD カードが手元にあったので、流用できるのが都合はよかったとも。

とはいえ、買う前にネットで調べてみると、開封動画はたくさんあるのに、なぜかサンプル写真が載る記事があまり見当たらない。そこで、素人ではあるが、開封して実際に撮影した写真をまとめてみることにした。自分用の記録だけど、これから購入を検討する人の参考にもなればと。

開封

荷物を開けると、現れたのは小さな箱。

中身は非常にシンプルで、Type-C の充電ケーブルとリストストラップ 、そして説明書のみ。

本体重量はわずか 115g。手に取っても、ほとんど重さを感じない。

背面。大きな液晶モニターと、小さなボタンたち。手の小さい自分なら片手でしっかり持てるが、手の大きい人だとボタン操作はやや窮屈かもしれない。

液晶モニターはチルト式で自撮りがしやすく、この機種の売りのひとつなのだ。

なお、写真は microSD カードに保存される仕様だが、充電ケーブルで iPhone に接続すれば、そのまま写真を選択して iOS の写真アプリに取り込める。いちいちカードを抜き差ししてパソコンに保存しなくてもいいところは、個人的にかなり気に入った。

室内撮影

まずは本棚の壁を撮影。情報量の多い被写体だぜ。

パソコンに取り込んで、等倍表示したものをスクリーンショット。シャープさは最近のスマホには及ばないが、どこか懐かしい雰囲気。

iPhone と比べると、全体的にやや黄色寄りの色味。電球色の間接照明の下ではより強く出る。

会社の昼白色の照明の下では、少し暗い場所でもしっかり写る。

近接撮影

ボタンでマクロをオン。平面的な被写体は非常にクリア。マクロを使わなくても、そこそこ写るって感じ。

立体物も一枚。

続いては食べ物。大戸屋でのお気に入り、炭火焼き醤油麹鶏と柔らかトンテキの葱味噌添え定食のトンテキ部分。

同じ位置でマクロオフ/オンの比較。オンにすると違いははっきり出る。

屋外写真

敦化南路で見える枝と葉を一枚。こちらも情報量多め。

ズームを最大にして撮影。写らなくはないが、枝や葉は変形する。とはいえこれがデジタルズームなので、きれいに撮りたければ自分が近づくしかない。

逆光の場合。

晴天の屋外では、何気なく撮ってもそれなりに良い。

曇りの日の街角。

台大病院の一角。室内からガラス越しに中庭を撮影。

台北 MRT のホーム。広告ライトボックスは白飛びしているが、出口表示はしっかり読める。

夜景

夜景モードを使わずに撮影。実にこなれていない。

夜景モードなし、かつズーム最大。光はぼけぼけだが、看板の文字は一応読める。

これも夜景モードなしだが、順光で近距離なら意外ときれい。

ここでようやく夜景モードのことに気づき、バスを撮ろうとしたら残像だけが写った。

気を取り直してコンビニを撮影。暗部のディテールはそこそこ残るが、発光している看板はやはり真っ白になる。

以上、まったくもってこなれていないレビュー。内蔵バッテリーである以上、いずれは充電できなくなる日が来るし、寿命に限りがあるのは間違いないが、それでもコストパフォーマンスという観点では、十分に満足できる一台だと思う。

気軽に撮って、撮れた分だけ得をした気分になれる。そういう楽しみ方ができるカメラではないかと。

ちなみにより専門的で、なおかつユーモアあふれるレビューを見たい人は、下の動画がおすすめ(中国語)

これはマレーシアの写真家によるレビューで、C1 で撮影した作例が多数紹介されているだけでなく、スペックや性能についての語り口がとにかく面白い。特に印象に残ったのが、彼のこの結論だ。「君は画質を撮る。僕は楽しさを撮る。君は 6000 を払って性能を買い、僕は 500 で童心を買う。」

実に良い。あまりにも刺さってしまい、自分用にももう一台欲しくなったよ!このカメラが姪っ子の心を、少しでも豊かにしてくれたらいいなと。

elielin

数年前は東京でアニメ制作進行をやってた台北在住の台湾人編集者です。おたくでもギークでもないと思うけど、そう思っているのがお前自身だけだと周りから言われています。時々中野区に出没。

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