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VOFAN、今度は表紙

  2006/10/317月 7th, 2022コメントなし


講談社BOX第一弾 西尾維新 『化物語(上) (講談社BOX)
えーと…8月下旬からの地獄進行は今でも続いていて、死にそうで死にたくなって、人間は何日間の睡眠不足や何月間の運動不足だけでは死なないと悟ったりする今日この頃。思えばこの二ヶ月、いろんなことがあったな…なんかしら暇ができたらリストアップしようと。
さて、コミックファウスト (講談社 Mook)からおよそ半年、VOFANがまた登場。周期はどうも半年一回みたい…いつもお世話になっている取引先の講談社は、11月1日から「講談社BOX」という新レーベルを創刊。日本発で世界を目指す、小説、まんが、ノンフィクションを平等に扱ういかにも楽しい感覚がいっぱいレーベルで、その第一弾のラインナップにある、西尾維新作品『化物語(バケモノガタリ)』の表紙*1VOFANは描かせてもらっていた。
正直な話、初表紙でそんな超売れっ子作家さんの作品に当たってて、本当に大丈夫かなと自分もドキドキだが、まあアニキが大丈夫だと言うなら大丈夫だろうと(汗)明日発売のこの上巻の作業はずいぶん前に終了していて、下巻の仕事もここ二ヶ月で一段落になった。自分はスケジュールの調整や、小説の原稿を読んでVOFAN用に中国語であらすじとかキャラクターの文字設定とかを書き出したりするなど、まあアニメ文芸制作と比べりゃそんな大した仕事ではないが(絵を描くのはVOFANであって私ではないので)、少しは役に立ていて本当によかったと思う。
そして見本は昨日でもう届いた、(事故がなければ)日本⇔台湾の郵便は速いね。箱に貼ってあるシールは色校の見本よりずっと輝いていて、VOFANの絵がより一層質感アップした感じ。モノクロイラストのグラデーションもキレイに出て、ビバ凸版印刷ってとこかな。銀色の外箱はすごく新鮮だが、どうもその外箱が原因で値段はかなり張っていると思えざるを得ない…いつものことだが(?)、それは個人個人の価値感覚に任すしかないね(苦笑)とにかく、たとえ買わなくても、ぜひ本屋で手に取って見てください。
ちなみに、舞城王太郎の『SPEEDBOY! (講談社BOX)』のイラストは凄すぎ。絶対三人ぐらいはいると思う。舞城さん(小説担当)と王さん(漫画担当)と太郎さん(イラスト担当)とかの具合で。

*1:講談社BOXは外箱入りのソフトカバーなので、「表紙」と言うけど実は表紙ではなく、外箱に貼ってるシールだった。

elielin

数年前は東京でアニメ制作進行をやってた台北在住の台湾人編集者です。おたくでもギークでもないと思うけど、そう思っているのがお前自身だけだと周りから言われています。時々中野区に出没。

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