バレンタインに無事発売。VOFANの初の単行本です。怒涛の1月号と2月号進行の合間に、食事と睡眠時間を削り作り出した一冊。結果として…そうだな、この一冊のために死んでもいいかな。*1
装丁は成り行きで作者VOFAN本人が担当。予算とかもちゃんと考えられるようになったら、彼は装丁でも食っていけると思った。台湾のそのへんに売られてる画集の質感とは全然違う仕上げになっている(VOFANのブログにある参考写真)。自社の出版物だけど、「本当にすばらしい」と言いたい。
しかしまあ…いろいろ凝っていたので、コストはかなり高くなっていた。また、二重表紙で一枚は透明フィルムにモノクロ印刷、そしてもう一枚とは組みのある構図だったため、DTP担当の自分はもちろん、進行担当のモモたんと、印刷場の営業である林子傑(ジェイ)さんには、かなり苦しい思いをさせてしまった。限られた時間の中に試行錯誤の末、いいものが出来てよかった。編集として初めての単行本作業を経験したモモたんは、製本サンプルをもらった日、そのサンプルを抱いて寝たという。
本文の文字を全部入れ直しました。『ファウスト』掲載時のデザイン*2を参考し、連載時にはついてる枠を外し、文字に色や淡い陰影をつけてみた。各章にはVOFAN自身が撮ってデザインした写真扉をつけ、連載時よりも高い質感を目指してみた。結果は…ん…自分が言うのもアレだけと、悪くないかな(笑)
次は…あれだな…やっと『名探偵の掟』中国語版に手つけられる…