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film

ああっ宮さま

  2004/11/97月 7th, 20222 件のコメント


おにいさまへ…」は台湾のケーブルテレビで放映し始めた。
1991年NHKで放映したこの作品ですが、当時台湾ではアンテナさえつければBSが見れでいるので、幸運にもこの作品の初放送を目にかかることになった。ちなみに、「ふしぎの海のナディア」も確かリアルタイムで見た記憶があった。
あの時の私は、NHKの衛星アニメ劇場と宝塚スペシャルが大好きで、100%の理解ができなくても、好んで見てました。
おにいさまへ…」は、好みの作品ではないが、杉野昭夫のすばらしい作画*1に魅了されて、毎週の放送もできるだけ追って視聴していた。
あの頃一番大好きなアニメは「NG騎士ラムネ&40」だけどね。
高校一年生の自分の中には、タイトルは「おにいさまへ…」ではなく、実は「おねえさまへ…」ではないかという疑問はずっとあったし、朝霞れいは女だと気付いた時はすでに物語の中盤ということからにしても、当時は多分お話の内容の半分も理解できていないだろう。
そういえば、宮さま(一の宮蕗子)縦ロールヘアもかなりの衝撃を与えてくれた。「ベルサイユのばら」もこんなすごいのがないような気が…と。お蝶夫人よりも先に宮さまと出会ってしまったため、このようなヘアスタイルを見せると、どうしてもお蝶夫人より宮さまが浮かび上がってきて、大抵の人と話がかみ合わなくなっていくけどね。
今にしてみれば、声優陣もものすごく豪華な組み合わせだった。笠原弘子島本須美小山茉美戸田恵子玉川紗己子勝生真沙子などのメンツ。現在は絶対一緒にできやしないだろう。ああ。
また、小椋佳が作った主題歌も、なんと今もまた鮮明に覚えていることが判明。決して大好きな作品ではなかったけど、やはりあの頃の私に多大の影響を与えられているんだろうね。青春って、このようなものかもしれない。何もかも知らずにどんどん吸収していく自分は、確かにあの頃はいたのかもしれない。
…お久しぶり、私の青春が伴にした光と影たちよ。今回はちゃんと何の話なのかを見させてもらおう。*2

*1:ずっと後で知ったことだが、杉野さんは「おにいさまへ…」全39話の作画監督を全部一人で担当していた、あのハイクォリティなレベルで。現在のアニメ制作現場では、全く考えられないパフォーマンスだった。すごい。すごすぎる。出崎統監督の演出も美しく、綺麗で、詩的で印象的だった。お二人の作品は、いつも古き良きセル時代を想起させてくれる。

*2:DVD-BOXもほしいけど、全部買うと五万円ぐらいするので、無理無理。

elielin

数年前は東京でアニメ制作進行をやってた台北在住の台湾人編集者です。おたくでもギークでもないと思うけど、そう思っているのがお前自身だけだと周りから言われています。時々中野区に出没。

2 件のコメント

  • tinuyama より:

    こんにちは。カードとポスターが届きました。ありがとうございました!

  • elielin より:

    返事大変遅れてしまいまして申し訳ありません。本当はメッセージを一通入れたかったんですが…いろんなことが重ねてしまったので入れないまま出されてしまいました(泣)これからもよろしくお願い致します。

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