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乱筆乱文など

プロットも練れないのにガタガタ言うな

  2004/6/237月 7th, 2022コメントなし

今日は少し腹立たしいことがあって、忘れたいから経緯は略。直接感想から入る。
台湾の漫画は、国内でもいつも「内容が乏しい」、「脚本がダメ」とか言われる。ここ半年あまり、台湾のいわゆるプロや同人作家といろいろ接触してみて、その原因をなんとなく分かってきた。
一言で言うと、「プロットを作る」意識が全くないから。
厄介なことに、プロットを書くことに対して拒否という態度を示す人さえいる。ましては「プロットを練る」、「構成を考える」など、そんな念頭なんてかけらもない。とにかく直接コマ割りに入りたがる。「オレ(あたし)の絵を見ろ!」というテンション。そしてその作品群はいつまでも、かなり高い確率でテーマが絞ることができず、内容も全然締りが足りずの駄作になり、悪評に直結するものになる(16P以下のものはまたいいが、長くなると馬脚が出る)。
なんだか悟るとぞっとする事実。激しく落胆。orz。
また、「書くもいやだし文字を読むのもいや」という傾向は、絵に対して自信があればあるほど強い。しかもこのような傾向はどうも同人誌をやっている若い子まで蔓延しつつある。「先にテーマとプロットを書き止め、自分の考えをちゃんと整理した方がいいよ」とアドバイスしたら、「自分は絵で物事を考える人だから、あらすじを文字化するなんてできない」と返ってくる。ためだこりゃ。
言葉をなるべく正確的に使おうとしない人は、正確的に物事を考えることもできないと言う。言葉(文字)を使おうとしないなら、考えるのも何も最初から論外だよ、皆さん。
うちの雑誌にある小説群を、「いつか取り除く穴埋め」と勘違いする人もいる。これはいただかないな。小説の方が面白く、漫画がつまらなければ、その比率をいつでも変えてやるつもりでいるよ、本当に。充実な中身の伴わない漫画を載せるスペースなんかないよ、せめて将来性ぐらい見せてくれないと。物語を語る上、最もストレートな媒体である小説でさえ、幅広く読んでいかない奴は、中身のある作品をコンスタントに描ける将来性なんてあるはずがないじゃないか。
もっと広い視野で世界を見なさいよ、ガキ!

elielin

数年前は東京でアニメ制作進行をやってた台北在住の台湾人編集者です。おたくでもギークでもないと思うけど、そう思っているのがお前自身だけだと周りから言われています。時々中野区に出没。

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