高校時代の同級生に強くおすすめされ、予習ゼロ(予告編すら観ていない)状態で『教皇選挙(原題:Conclave)』を観に行った。なるほど。確かに素晴らしい映画。そしてずっと「いつ殺人事件が起きるんだろう」と思いながら観ていた自分が実に俗物…けど中盤でオチがほぼ見えた。予習ゼロなのに。不思議。重要すぎる亀(微ネタバレ)

感想。映像がとにかく美しい。冷静で抑制された構図や、強いコントラストのある色使いが完全に自分の好み。登場人物たちの内面の葛藤や苦悩、背負っている重圧が、息苦しいほどに美しい画面によって、さらに際立っていた。音楽も素晴らしかったよ。
そして、オジサンたちの演技合戦。殺人事件こそ起きなかったけど(天の声:もうやめなさい!)これは十分にスリリングだった。すごく楽しめた。
あと、MUVIE CINEMAS 台北松仁で当日券を買ったのだが、時間の都合でまったく意味のわからない「TITAN 特別上映」を選んだ。チケットが 450 元もしてちょっとびっくり。調べてみたら、巨大スクリーンに加え、空調にはほのかの香りがつくプレミアムシアターらしい。でも鼻があまり利かないので、残念 (´;ω;`)

家に帰ってから調べてみて、あの特別上映が本当に特別だと知った。何気なくもらった限定のミニポスターは、今日の全国で3箇所だけの特別上映限りの特典なのだ。
とはいえ、もらったところで飾る場所もない…たぶん、高校時代の同級生にあげるのだろうね。