一昨日の深夜、ふと目が覚めてベッドでスマホをいじっていたら、しばらく開いていなかった Suno AI のアプリをうっかりタップしてしまった。せっかくだし、ちょっとだけ遊んでから寝よう…と思って、「大罷免!大成功!」と歌詞欄に入力し、自動作詞ボタンをポチッと…気づけば2曲(MV付き)を作って、朝まで作業してしまった (´∀`;) エラいよねワタシ
まあ民進党陣営のスローガン「大罷免!大成功!」だけ歌曲化するのが不公平かなと思い、国民党陣営の「反綠共!戰獨裁!」をテーマにし、もう1曲作ってバランスを取ることに。
深夜のほんのお遊びなので、自分で作詞するつもりはさらさらなかったから、両方とも Suno で完結させようとしていたのだけど、「反綠共!戰獨裁!」の方に取りかかろうとしたとき、「あれ?ChatGPT も作詞できるんじゃ?」と思いつき、「AI 作詞力頂上決戦」にしてみたら面白いかも!と、ChatGPT に作詞を依頼。
で、分かったこと。
Suno の作る歌詞はライミング(押韻)をとても重視していて、いかにも歌詞っぽい。一方で ChatGPT は詩っぽく書く傾向があるので、歌詞としては Suno の方が歌いやすそう。ただし、ChatGPT は語調や文字数、長さなどを相談しながら調整できるし、言葉に対する理解力がとにかく高い…「緑共」という蔑称の意味もちゃんと把握し、我が国の総統よりも理解してるんだねとゾッとした。
ちなみに ChatGPT の「緑共」に対する理解はこんな感じ。
「緑共(りょくきょう)」は台湾のネットスラングであり、与党・民主進歩党(民進党)に対する批判的な呼称である。「緑」は民進党のシンボルカラー、「共」は共産主義や中国共産党を指す略称である。
この言葉は、「民進党は表向きには反中・反共を掲げているが、その統治手法や言論統制、司法の利用などが中国共産党に似ている」と感じている人々によって皮肉を込めて使われている。つまり、「実は彼らも共産党的な手段で権力を握っている」とする批判的な視点を表している。
日本の文脈でたとえるならば、「政府のやり方がまるで旧ソ連のようだ」といった表現に近いニュアンスを持つ。
そして歌詞の調整や楽曲生成の際に気をつけたところは、そのまま私のこの2つのスローガンに対する印象を反映しているかもね。
まず「大罷免!大成功!」はできるだけ耳に残る、いわゆる「洗脳系」の楽曲にしたかったので、Suno から一発ライミング重視の歌詞が来て、最初でもうほぼ完成した感。サビの表現を少し整え、繰り返し歌うように指定し、最終的にはサビを派手に(?)歌いまくるバージョンを採用した。
対して「反緑共!戦独裁!」は、もっと怒りを込めた感じにしたかったので、ChatGPT には「できるだけスローガンっぽく」とお願いし、Suno では音楽ジャンルの欄に「軍歌」、「合唱形式」と指定した…が、Suno の方が中国語の軍歌に馴染みがないのか、生成された歌がどれも「外国人が中国語で頑張って歌ってる」感がすごくて、選ぶのが大変だった。最終的にはちょっとミュージカル風の雰囲気になったものを採用。ステージで歌ったら映えそう…国民党さん、次回イベントで使ってみませんか(笑)
最後はMVの画像について。どちらも ChatGPT に生成してもらった。指定したことはそんなに多くなく、実在のニュース報道写真をそれぞれ1枚ずつ提供し、そこに歌詞も添えて、「明確なスローガンや文字は入れないで」とだけ伝え、あとはお任せ。その結果「大罷免!大成功!」はなんとも爽やかに伝道している感に対し、「反緑共!戦独裁!」は嵐の中でレ・ミゼラブル…ChatGPT は本当に、知りすぎている…