250609 のコーヒータイム。イカスミソフトクリームを食べ終えたあと、市場内をぐるっと回って「十字屋珈琲店」へ。ここは駅ニ市場の一角にひっそりと佇む、朝7時から営業している小さなカフェ。

「十字屋」というブランドは 1932 年創業。カール・レイモンのソーセージなどの食品を取り扱うセレクトショップとして始まり、北海道で最も早くコーヒー豆を扱った店でもある。5代目の店主が開発した「十字屋ブレンド」は、伝統的な深煎りの風味にほんのり酸味を加えた味わいが好評を博している。2016年には駅ニ市場に「十字屋珈琲店」をオープン。店主自らがカウンターに立ち、一杯一杯ハンドドリップで提供してくれる。

店主は英語が堪能で、メニューにも英語表記があるため、日本語ができなくても安心してイートイン、テイクアウトできるお店。
その「十字屋ブレンド」と、「十字屋式箱館港福カタラーナ」というスイーツをセットで注文した。調べたら「カタラーナ」は中国語で「卡達拉娜」と訳されている。スシローのメニューにはそう書かれるのだ。どことなく「カナヘイ(卡娜赫拉)」っぽい語感になるけれど。「十字屋式」とは、十字屋の水出しコーヒーを使って風味を加えたコーヒーフレーバーの意味。

オリジナルカップには昭和初期の新聞広告をモチーフとしたイラスト入り。

冷凍して数分間解凍されたカスタードの上に、パリッとしたほろ苦いキャラメリゼ。食感は凍ったプリンのよう。甘すぎず、しっかりコクがあって、熱々で香り高いブレンドコーヒーとの相性は抜群。贅沢で、リラックスできる一時だった。しあわせ。

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撮影時間:2025 年 6 月 9 日
注文内容:十字屋ブレンドコーヒー
十字屋式箱館港福カタラーナ