久しぶりに日記を書いたらネットサービスの紹介ですみません。最近は本当にいろいろと疲れたので。この間の台湾大地震*1に遭った時でさえ、最初は睡眠不足による眩暈、しまいに自分の超能力が目覚めたのではないかという変わった勘違い仕方をするぐらい、疲れていたようだ。集中力も衰えているし。
また地震が原因で台湾の海底ケーブルの七本のうち五本が損傷し、海外サーバーにあるサイトへのネット接続スピードが激減してイライラ*2。台湾を孤立しようとしたら陸空海から包囲することではなく、海底ケーブルを切れば済むことなんだと痛感。
さて、本題に入ろう。ここ二、三年間ではいわゆる「本棚晒しサービス」がいくつか出てきまして、ISBNを入力するだけで本のデータが調べられ、自分の持ち本やほしい本のリストが作れる。オンライン書店のアフィリエイトシステムをうまく利用すれば、Web2.0の概念を基づいたサービスではもっとも換金運営資金の回収しようのあるモノだと思うが。日本では「本棚.org」と「MM/本のメモ」と「ブクログ」が知られ、中国語圏では主に中国の「豆瓣」と台湾の「羽毛」が使われている。自分も「家の中では本だらけ」の人種なので、以上すべてのサービスにアカウントを持っている。持ち本の八割は日本語の本なので、中国語圏より日本のサービス。またいちいち書評とかつけない人なので、簡単に整理のできるモノがいい。というわけで、今までは「MM/本のメモ」に使っていた。しかもCDやDVDも合わせて整理できるので、便利さは申し分ない。
しかし、中国語の本が別項で「羽毛」を使わざるを得ないことは、不便だというなら不便かも。
で、一ヶ月ぐらい前にネットで「anobii」という新サービスを知り、早速お試し。一番の特徴は、やはり「多国語対応」のところだろう。英語、中国語、日本語の本は全部入力できる。違う言語の本(amazon.jpのない本)をかなりの割合で持つ人にとっては、現時点最適なツールかもしれない。リスト形式や、アマゾンの購買履歴ページのコードから取り込みなど、一括入力機能も充実、バーコードリーダと組み合わせればかなり使える。とにかく「MM/本のメモ」からデータをぶち込んでみた。
サブタイトルや巻数が抜けたりするバグがあるけれど、悪くない感じ。特に潰れた京都書院の本も、一日置いて出てきたりするのが感心(多分スタッフが手動で入力したのでしょう)。欠点を言おうとすれば、深夜では時々混雑で繋がりにくくなるところぐらいだろうか。しかしまたまたベータ版なので、近いうちに改善されていくのだろうと信じてみようと思う。
言語を切り替えて日本語インターフェイスにできるが、開発チームは香港人だからか、日本語が少々怪しげ。まあ、通じるかといえば通じるレベルなので、興味のある方は使ってみてください。
ちなみに私の本棚はこちら。2005年7月時点の三分の一の蔵書、ここ一、二ヶ月で買った本、手元にあるもらった本も入っている。現在はなぜか椎名高志の本が一番持っている状態に…GS美神を全巻入力したからな…本気で入力しようとすれば、たぶん荒木飛呂彦と島本和彦はもっと浮かび上がるはず*3。島田荘司の本は16冊も読んだんだと少し驚いた。で、これからの読書予定は、うちの雑誌での某連載作品のために買ったナチス関連本ばかり。とほほ。