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book

漫画よ飛び出せ

  2005/1/77月 7th, 2022コメントなし

今頃少年ジャンプの3・4合併号。ボボボーボ・ボーボボ15
ボボボーボ・ボーボボに感動した。とはいえ内容に感動したではなく、3Dメガネを使い、全篇15P(+ジャンプ広告1P)が飛び出して見えることにすごく感動した。メジャー誌でここまでやってくれるとは、本当に嬉しかった。最初はあまり立体的に見えてこないが、コツを掴んだら、一気にすべてが飛び出して見えてきた。
すごい!自分もやってみたいぐらい楽しい仕組みだ。
早速研究してみた。まず赤と青以外の色の線は、紙面に留まると。そして飛び出させたい部分の主線を赤にし、同じ線を青で右にずらして印刷し、左が赤、右が青の色眼鏡をかけてみれば、その部分飛び出してくる…そのずれが大きくずらせばずらせるほど、前へ飛び出してくる。ふむふむ、なるほど。
また、青い線を右ではなく、左にずらして印刷すると、へこんで見える(例:P154の左上の白狂)、つまり奥行きも出せるということだ。メガネを逆さまにしてもいいが、私はジャンプを逆さまにしてみた。ページにはいくつか奥へ伸びていく箱ができ、キャラクター達がその中に配置されていくに見えた。わぉー!
飛び出させると、立体絵本な感じでしかならないが、へこませると(枠線が一番前にくると)逆に日常には見えない光景が見えてくる…そう、紙の向こうまでに伸びてゆく空間ができる。これをうまく使えば、もっと面白い漫画ができるような気がする*1!と、一時間以上もわくわくしている自分だった。

*1:ボボボーボ・ボーボボが面白くないという意味ではないよ!また、ボボボーボ・ボーボボの作品の個性を考えると、確かに「奥行きを作る」より「飛び出させる」の方がボボボーボ・ボーボボらしいので素敵だと思う。

elielin

数年前は東京でアニメ制作進行をやってた台北在住の台湾人編集者です。おたくでもギークでもないと思うけど、そう思っているのがお前自身だけだと周りから言われています。時々中野区に出没。

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