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四軒だけだけど、いちおう「鶏白湯編」は揃ったのでまとめよう。

前に Facebook のコメント欄で「おすすめは」と聞かれたが、各店は実にそれぞれ特徴があって、順位付けできないと思う。とは言え、項目別に点数つけられるほどの味覚も持ってないから、想定したシチュエーションで紹介するだけ。ご自分の需要に応じてお選びください。すべて中野駅北口エリアのお店。

でも四杯ぐらいは、二時間ぐらいで攻略するのも可能じゃない? (๑´∀`๑) おなかが爆発するけど

鶏白湯という贅沢 : 麺匠ようすけ

もしも「鶏白湯らしい鶏白湯」を求めるのならば、「麺匠ようすけ」に訪ねるといいでしょう。とろみがあって濃ゆい、見た目もはやカルボナーラのような鶏ポタージュで、旨みも甘みも強烈だが決してまとわりつかない、貫禄のある味わい。

低温調理の鶏チャーシューも絶品。レモンの搾り汁での味変は、酸味で食欲をそそのかす、旨みをよりおいしく頂ける計算尽くし。堪能するのにしゃべる時間をも惜しくなるから、一人でこっそり楽しむ贅沢として取っときましょう。

とろける魅惑の三重奏 : NOODLE DINING 鵺

店名も店内もオシャレ。ウィスキーなどお酒も飲めて、友人や恋人やパートナーと二人で行くと、きっと会話がはずむのでしょう。もちろんラーメンのほうも上質。あっさりとしても味はしっかりとしたスープに、炙りで香りの溢れる豚シャーシュー、加えてしなやかな麺との三重奏で奏でるハーモニーも、また素敵な話のタネとなる。

酒はあまり飲まないので、その切り口からのおすすめはできないが、とにかく味玉は注文してください。そのまるで芸術品のような断面を感動するといい。

一杯食べて二度おいしい : 豚そば鶏つけそば専門店 上海麺館

中野駅に一番近いお店。あまり歩きたくない人におすすめ(笑)もちろんそれだけではない。老舗製麺所直営の店だからこその、食べ応えのある麺体が楽しめるのと、割りスープを入れたら、本格的な「丸鶏がらスープ」に変身するつけだれは、驚きと感動を与えてくれる。

店内は四軒の中でもっとも広めなので、三人か四人で仲間と一緒に食べたいのならここ来こよう。髪ゴムの提供とか、女性客にやさしく細かいサービスの行き届くお店。

癒しさとやさしさを求めて : 藤丸

つけ麺の有名なお店だが、残念ながら現時点ではラーメンしか頂いたことない。だけどそのあたたかく、さらっとした鶏白湯のやさしい味は、時差ボケや二日酔いの時にはむしろ体から求めてしまうと思う。抜群なバランス感覚で、コシのある麺と上品な味わいと織りなす一杯が頂ける。

しかし自家製のエビ辛を加えると、優雅なイメージから一変、情熱な表情を見せる——が、気品の高さは揺るぎない。癒されたい時にこそほしい、しあわせの一杯はここに。

一軒だけ選ぶとしたらここへ

出張か弾丸旅行に何を思ったが、「鶏白湯ラーメンを一杯だけ絶対に中野で食べたい!」との変わったお方のために、今のところは「麺匠ようすけ」(濃厚好み)と「藤丸」(さっぱり好み)のどちらかがおすすめ。甲乙付けがたいというか、イメージ的には「ようすけキング」に「藤丸クイーン」のとこかな? 両者とも特徴のある味変が楽しめるとこも良い。ご参考まで。

まあ通うならだが(えっ?)

ではでは ヾ(´ー`)ノ゛

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elielin

数年前は東京でアニメ制作進行をやってた台北在住の台湾人編集者です。おたくでもギークでもないと思うけど、そう思っているのがお前自身だけだと周りから言われています。時々中野区に出没。

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