日本語版を作ろうと思い、昨日の未明に書き散らした箇条書きのつぶやきを ChatGPT に投げて、ひとつの記事にまとめてもらった。ついでに、冒頭にここ数日、国民党が深夜に台北地検前で抗議活動を行った件の概要も追加するようにお願い。普通に書けた。恐ろしい。そして記事が完成した後、「タイトルも考えて」と頼んだら、出てきたのが「国民党も違法できるんだね、すごーい(棒)」という、なんという皮肉の効いたタイトルだ…そのまま採用(え?)
さて記事を ChatGPT で日本語に訳す。めずらしく「これはあまりうまく訳せてないな」と思った。ChatGPT 自身の書いた文章が 90% なのに、まあ、政治モノは難しいかな?結局は一文ずつ翻訳校正していくしかなかったので、けっこう時間がかかった。
画像については、そんな皮肉全開のタイトルだと Midjourney を使うのにプロンプトに悩むだけなので、ChatGPT と相談し、最終的に自分のねんどろいど風フィギュアキャラを登場させることに。プラカードを掲げる姿がけっこう可愛かったけど、2回生成してプラカードの文字がどちらも間違っているぜ…だがあまり時間をかけたくなかったから、最終的には Photoshop で手動修正することに。がんばれ、ChatGPT 君。
深夜に目が覚めて、頭の中でぐるぐると回っていたのは――ここ2日間の国民党による台北地検前の抗議行動。思いつくままの感想を簡単にメモ。
2025 年 4 月中旬、国民党は自陣営の複数の地方支部連合会に対する検察・調査機関の家宅捜索に抗議するため、支持者を動員して台北地検前にて陳情デモを行った。だが、その過程で道路を占拠し、警察と衝突し、一部の参加者は集会遊行法に違反したとして書類送検された。この行動は「政治的な抑圧への抗議」と受け取られる一方で、「法的な意識は持っていないのか?」と疑問の声も上がっている。
――そう、まさかあの唯唯諾諾のイメージの強い国民党もついに「違法デモ」をするとは、実に珍しい事態。思わず「おめでとう」と言いたくなるレベル。なんだろう、世も末なのか、それとも国民党が末なのか、とにかく追い詰められた感ハンパない。
こんな茶番劇の中でも冷静さを保てる人なら、きっと分かっているはずだ――いくら「独裁と戦う」と叫んだところで、“民主”が突然国民党の味方になるわけがない。“民主”は民進党の専売特許だからね。あんなスローガンを叫ぶより、具体的な失政を突いた方がまだ効果がある。「政府の無能」「統治能力が欠如」「国会による監督を拒否」「国有財産を盗み取り」――そういった批判の方が、まだ的を射ているかもしれない。

まあ、政府には本来、中国共産党に立ち向かうだけの能力も勇気もあると信じ、それを発揮できないのは野党――つまり「親中派」たちに手足を縛られているからだと考える人なら、「大リコール運動」に賛成するのも、十分に理にかなった選択肢だろう。
逆に政府に対してそんな信頼を置けない人には、別の選択肢があっても当然だと思う。ただ、問題はその「選択肢」が一体どこにあるのか…リコール反対か?3年後の選挙を待つのか?それとも、革命という道を選ぶのか?
現状では、リコール反対しかないように思える。それは国民党を支持しているからではなく、民進党がリコール制度を政治的道具として使うような事態を見たくないからだ。
正直の話――国民党であれ、民衆党であれ、どちらも好きではない。だけど地球市民の一員として言わせてもらえば、いま広がっている“反共”ムードは、もはや極端に達していて、中国人や親中派に対する差別へとすり替えているように感じる。その雰囲気は本当にうんざり。イライラする。
かつて勢いで自分は「反民進党」だと言ったけど、よく考えてみれば、自分は「特定の政党に反対している」のではなく、ただ「思考停止」に反対しているのだ。特に、「台湾を守れ」「台湾を支持せよ」「台湾を救おう」といったキーワードを聞いた瞬間に感情が高ぶり、まったく対話が成立しなくなるような人たち――正直、そういう人たちとはもう対話をあきらめた。
「はいはい、そう思うならご自由に。バカとは話したくない」と、ちょっとキツい言い方かもしれないけど、これはただの疲れからくる正直な気持ち。だけど台湾問題の場合、思考停止しないと鬱になるかも。そのバランスは難しい。
リコール賛成派も反対派も、心の底にはきっと「国家が滅びるかもしれない」という漠然とした不安――いわゆる「亡国感」があるのだろう。その不安は、一体どこから来るのか?中国の脅威?アメリカの介入?政権の無能さ?野党の無力さ?それとも、歴史と政治構造そのものによるねじれ?
分からない。ただ、確実に言えるのは――経済がね、しんどすぎる。
イライラする。時々「ほかの国に移住したら楽になるかな?」なんてことを思うこともあるが、まあ戯言だけどね。大学時代に「自分が本当に投票したいと思える候補にしか投票しない」と決めてから、気づけば 30 年。そのたびに立候補者よりも、スイカに投票したほうがマシだと思い、結局一度も選挙に行かなかった。
…でも今回はちょっとだけ、投票に行ってみたい気がする。リコールだが。
スイカも、ないけれど。